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面接辞退、ドタキャン、バックレ・・人事のイライラ、これで改善。

2017-07-13 02:58:36 // cat [採用マーケティング,話題のデータ] // writter [ライター]
「面接開始10分前」→時計をチラ見
「面接開始5分前」→そわそわして時計をチラ見
「面接開始定刻」→ため息まじりで時計をチラ見
「面接開始できず」→あ〜も〜、ふざけんなよ
 様々な仕事のタスクを圧縮して面接官を引き受けたが、面接辞退、ドタキャン、バックレの面接事故に遭遇した皆様、お察しします。「予定を空けて約束したのに、ふざけんなよ。だったらハナっから断われよ」と、あのなんとも言えないやり場のない気持ちって「別にまだ好きでもない人にいきなりフラれる」みたいなもんですよね。(ただ、口に出すと何となく徳が逃げてしまうので、イライラを出すのはやめましょう。正直、自分は口から自然に出ちゃってますけど)

この地球上から、あの切なさを少しでも減らしたい。そんな気持ちで自分なりの改善策をまとめてみました。
改善策の前に、そもそも面接辞退の理由って何でしたっけ?

面接辞退の外部要因:バブルを超える売り手市場、有効求人倍率1.48倍


厚生労働省が2017年5月30日に発表した2017年4月の有効求人倍率(季節調整値)は1.48倍となり、バブル期で1番高水準だった1990年7月の1.46倍を上回る数字だった。つまり、今後の人口減少を考えると、企業側が今のまま傍観している状態だと「フラれる=面接辞退」数が増えてしまいそうです。

▼都道府県別ランキング上位5位 ※( )内は前月比
1位 東京都/2.07倍(+0.01)
2位 福井県/2.00倍(+0.05)
3位 石川県/1.86倍(+0.04)
4位 愛知県/1.82倍(+0.05)
5位 岐阜県/1.80倍(+0.06)

面接辞退の要因:求職者の5人中3人は選考辞退経験「あり」


エンジャパンさんの「辞退の心理2017」によると、
▼面接辞退の状況は以下の結果に。
辞退経験が「ある」求職者は67%
辞退のタイミングは「面接前」が圧倒的に多い

▼面接辞退の理由は
1位 応募後に再考し、希望と異なると判断した 38%
1位 希望に反するスカウトメールだった    38%
3位 ネット上でよくない評判や噂を見た    29%
4位 他社での選考が通過した、内定が決まった 21%

▼応募後に再考するためにどこをチェックしているか
全体の約8割が「企業HPを確認する」と回答。加えて、「口コミサイトや口コミ検索」が59%「企業HP」と「口コミサイト」は転職者の重要な情報源なんだそうです。

面接ドタキャンの要因:面接のドタキャン経験者は…10人に1人


またまた、エンジャパンさんの「辞退の心理2017」によると、面接ドタキャンは以下の結果に。
▼ドタキャンの理由
面接ドタキャン理由

面接辞退の要因:人材紹介では20社ほど紹介。そのうち10社は面接させるらしい


求人メディア経由の面接辞退、ドタキャンのリアルな実情は、正直、なかなか把握が難しいんです。それに比べて、人材紹介は面接アテンドまでコミットしているので、こちらの現状は比較的リアルな情報を持っています。なので、先日人材紹介関係者に近況を聞いてみたところ「1人の求職者に対して、人材紹介として20社は紹介。そのうち10社面接をアテンドする」という感じで動いているらしいです。つまり、求職者が10社面接して1社内定。残りの9社は「企業側がNG or 本人からの辞退」になりますよね。

そろそろ、個人的な改善策を共有します。

面接辞退の改善策まとめ


面接官の人選と採用に対する意識をチューニング


面接がただのタスクになってしまっている面接官が、そもそも面接官になっていること自体、企業としてリスクしかない。あの企業「人事の印象がめちゃ悪かったんですよ」「人事の目が死んでました」という求職者の声もたまに聞いたりします。まずは面接官の人選、面接官の採用に対するスタンスをチューニングしましょう!

応募→接触→内定、他社を圧倒するハイスピード応募者対応


吉野家さん、松屋さんなどのスピードって最高ですよね。御社の面接アテンドスピードは、吉野家さん並みですか?10社と面接アテンドスピードを競い合っていると思ってください。ちんたらやっていたら、あの切ない気持ちを味わうことになります。「おっ、早っ!」と求職者にちょっとした感動を与えましょう!

さよなら、メールでの応募者対応


今では、社内でのコミュニケーションは、徐々にメールではなく、チャットなどに移行していますよね。メールだと何となく、やりとりが無機質な感じになりがち。LINEなどでのコミュニケーションに変更して、ナチュラルな会話をとっていきましょう。

遠距離、地方からの応募者などはスカイプ面談


最高に好きでもない相手に、交通費を使って会いに行くのって、普通に考えてハードル高いですよね。スカイプなどで面談すると、距離などの物理的な問題は解決します。便利な世の中になりましたね。

本質だけど意外と大事。なぜ、あなたに会いたいかを伝える


「ちゃんと1人1人の履歴書を見てくれてるんだ」「自分に興味を持ってくれている」これが大事。逆に、「面接時、今はじめて履歴書見ました感」はかなり感じが悪いです。これは、応募者が会社ホームページを全く見ないで面接にのぞむノールック応募者と同等にかなり失礼です。お互いに、事前に情報収集しておきましょう。

企業のリアルが感じられる動画説明会をユーチューブで発信


インビジョンでは、2年前から地方の学生さん向けに、動画で説明会を配信しております。ここでポイントなのが、動画制作費にコストと時間をかけてカッコよく作りこまないこと。大抵、採算合わないことになってしまいます。中身がなければ本質的な人の心は動きません。まずは、スマホで撮影、Imovieで予算をかけずにやってみましょう!大切なのは、デザイン<集客<中身です。

自社ホームページで情報のオープン化を


「香港の大スター、ジャッキー・チェンの映画でのエンドロールに流れるおきまりのNG集」「DVDなどについてくるスペシャル映像の中のオフショット」こういうのって、人間臭さを感じていいじゃないですか。今の時代、「昔ながらのザ・会社案内ホームページ」ではなく、「人間臭さを感じるリアルホームページ」が人の心を動かします。
企業のいいことも悪いことも、いずれバレます。リアルな情報をアウトプットするスタンスが企業ブランディングとしても、採用においても大事なことかもしれませんね。
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