求人広告、ハローワーク、派遣会社、人材紹介からの履歴書・応募者データの情報量がバラバラで「あ〜まとめる時間がモッタイナイ」とイライラした経験ってないですか？

そのイライラを解消するのが世界標準HR-XML

「オープン技術で、国際標準になっており、Web環境にも強い」と三拍子そろったデータのキーテクノロジーであるXML（多様な情報を「情報の意味」と「情報の内容」に分けてテキストで記述する言語）を人材業界標準として導入して、データ交換を円滑にすることが可能になる共通仕様。それがHR-XMLです。
http://www.hropenstandards.org

アメリカでは世界標準HR-XMLが普及

アメリカで求人広告メディア以上に、クローラー型求人サービスの利用拡大が進んでいる要因として、求人情報の掲載データの共通仕様HR-XMLの普及が影響しています。

Indeedのサービス精度を上げるHR-XML

アメリカではHR-XMLによって求人メディアや企業採用サイトの求人票項目（Job Description）が統一化されているんです。だから、Indeedのようなクローラー型の求人サービスの精度が上がり、企業側にとっても、ユーザーにとっても効率的に出会える環境が整っているため、普及しています。

日本では採用しなかったHR-XML

実は日本では、2000年世界標準だった HR-XML を採用しなかったんです。だから、求人票項目（Job Description）が企業（求人広告、派遣、人材紹介、人事システム）によってバラバラな状態。企業側にとっても、ユーザーにとっても非効率な環境になっています。

企業側、ユーザー側のHR-XMLのメリット

求人企業にとってのHR-XMLの標準化の意味
現状は、求人企業と求職者間に別々にインターフェイスが必要でコストがかかっている状態。HR-XMLの標準化が進めば、すべての企業間の人材資源データ交換をスムーズにできるようになり、コストを軽減できる。
求職者にとってのHR-XMLの標準化の意味
履歴書・キャリアシート等の個人情報は、何度も用意する手間は必要無く、一度作成するだけで、より多くの雇用機会に恵まれる。

HR-XMLに関するまとめ

国際標準を作ろうと試みる志に、天晴。
HR業界の世界標準が広まったら、人と人のつながりが増えるかも。
私たちも微力ながら、応援します。