「ビジネスで嫌いなもの、ありますか?」と聞かれたら
「ザ・会議です」と即答します。
悪の根源、ザ・会議とは
会議開始前の根回しが暗黙のルールになっている。
会議の開始時間になっても、ちっとも始まらない。
発言は人の顔色を伺うちょっとした大会になっている。
参加者のリアクションが、ビックリするほど薄い。
建設的な議論というより、部門や人に対するダメ出しに近い。
このようなザ・会議、クライアントも会社もスタッフも株主も
誰も徳島線。このような状態は病気です。即、治療が必要です。
シーーンは、学習性無気力になっているサインかも
メンバーは、経営陣、リーダー、先輩の何気ないコトバを日常、浴び続け
結果、「無気力」を身に付けてしまった状態かもしれません。
心理学者マーティン・セリグマンは、長期にストレスの回避困難な環境に
置かれると人や動物は「何をやっても無駄だ」という「学習性無気力」
という状態に陥ると提唱しています。
「ザ・会議」を「ラテン系会議」にするための処方箋
処方箋1:スタッフに裁量権を与える企業文化を構築
「会議を盛り上げる」ということでいうと、直線的ではないですが、
これが一番効きます。筋トレでいうところのスクワットのイメージです。
「企業のインナーマッスルを鍛える」「リーダー育成」という観点では
即効性はなかなか難しいですが、「メンバーに任せる」ということが
大切です。
個人的に思う、ビジネス界のかっこいいリーダー像は、
「成功した時はメンバーの手柄にする」
「失敗した時は即、リーダーが責任を取る」
そんなリーダーになりたいもんです。
処方箋その2:会議の目的を言語化する
「なんで会議が必要なのか?」「誰のための会議か?」
「どんな会議だったら最高なのか?」これは、企業文化・価値観
の構築・浸透にとっても、「うちの会議は〇〇を大事にしている」
ということが全社で共通言語化された企業は強いです。
処方箋3:会議ガイドラインを作成する
処方箋4:会議ガイドラインを議事録に入れ、毎回司会者が復唱する